創業者挨拶

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“窓が変われば、暮らしが変わる。”住む人の何十年も先の未来を 考え、住む人と共に生きる窓づくりを目指し、 「株式会社日本の窓」を設立します。

日本は先進国であり、ほとんどの分野において最先端の技術を持っていると思います。 しかしながら「窓」においては、これまで明かり取と通気のみの為と考えられており、改善意識が乏しく、どの国よりもレベルが低い後進国だと思います。

日本の住宅では現状アルミサッシが主流です。見栄えと錆びないことが重宝されているのも事実ですが、果たして大事な居住空間でアルミ製と木製では断熱性能に雲泥の差があることを理解してアルミサッシを使用しているのでしょうか。 私の理想の窓と考える木製サッシはアルミ製に比べて大幅に熱還流率(熱の伝えやすさを表す数値)が低く、結露も発生しません。窓の断熱性能についてしっかり理解すれば、誰もが木製サッシを使いたくなるはずと私は自信を持って断言します。

私事で恐縮ですが理想の居住空間を求めて株式会社東京組を創業して、かれこれ30年、東京組が手掛ける住宅で使用する窓の断熱性能について試行錯誤してきました。 創業当初はまだまだ“日本の窓を変えてみせる!”と、野望ばかりいだきながら実際に自社で窓を生産する資金力も無く、周りからの理解も得られず、私の創りたい理想の窓に近いイタリアから木製サッシを独自で輸入し、使用してまいりました。

やっとここにきて機は熟し、この窓によって居住空間を快適にする私の理想に賛同してくれる地域の工務店と共同で「新住宅」という会社を設立することができました。 まだ50社程で組織する会社ですが、ようやく新しい理想の窓を自社で作る準備が整い、サイズやデザインにもこだわった木製サッシ生産を故郷の青森で始めることになりました。

この工場はこれまでの概念を払拭し、全国のモデル工場となるべく日本古来の伝統的工法にて木を重用し、またデザインにもこだわり斬新な工場空間を生み出しています。 また地産地消の考えから地元青森県産の杉材を使用し、工場内で働く人は全て青森県の方を採用して、労働需要で少しでも自分が育った青森に貢献ができればと考えています。

「株式会社日本の窓」を何卒宜しくお願い申し上げます。

                                         日本の窓 創業者 中野渡 利八郎